
日本ではコーヒーをブラックで飲む方も多いですが、海外ではポピュラーではないようです。
「ブラックコーヒーを飲むのは日本人だけ」という極端な説もあるようですが、実際はどうなのでしょう?
この記事では、ブラックコーヒーは海外でも飲まれているのかを中心に、海外でのコーヒーの飲み方について解説します。
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ブラックコーヒーを飲むのは日本人だけ?
コーヒーをブラックのままで飲むのは日本人だけという説は半分正しく、半分は正しくありません。
アメリカはブラックでコーヒーを飲む人の割合は4割ほどで、半数以上の人がコーヒーに砂糖やミルクを入れて飲んでいます。
日本ではコーヒーブラックで飲む人は多いですが、海外ではそれほど一般的ではありません。
エスプレッソで有名なイタリアでは、濃厚なエスプレッソにたっぷりと砂糖を入れて飲むのが普通です。
コーヒーの生産地として有名なブラジルでも、一杯のコーヒーに4~5杯の砂糖を飲むのが主流です。
海外のユニークなコーヒーの飲み方
海外に行けば文化の違いから、外国人のコーヒーの飲み方が新鮮に映ることもあるものです。
そこで世界のユニークなコーヒーの飲み方について、見てみましょう。
アイルランドのアイリッシュコーヒー
アイリッシュコーヒーは何とコーヒーにウィスキーが入っているんです。
目安として120ccの深煎りコーヒーをカップに注ぎ、15ccのアイリッシュウィスキーを入れます。
お好みで白ザラメ(砂糖の一種)を入れ、最後にホイップクリームを浮かべます。
アイリッシュ・コーヒーのレシピは以下のページで確認できます。
⇒ アイリッシュ・コーヒー 詳細情報 カクテルレシピ – Liqueur&Cocktail – サントリー
フランスのカフェオレ
日本でもお馴染みのカフェオレは、フランスでは深煎りコーヒーに泡立てたホットミルクを加えます。
よりコクを出したい人は、最後にコーヒーミルクを少々加えます。
余談ですが、カフェオレの「オレ」はフランス語でミルクを、カフェラテの「ラテ」はイタリア語でミルクを意味します。
フランスのカフェオレは1685年に、シュール・モナンという医師が医療用に発案した飲み物とのことです。
イタリアのカプチーノ
イタリアのカプチーノは、深煎りのエスプレッソに、熱いスチームで泡立てた牛乳を注ぎ入れ、お好みで砂糖を適量入れます。
カフェラテと似ていますが、コーヒーとミルクの分量や泡立て加減などの細かなところに違いがあります。
ベトナムのカフェ・スア
ベトナムでは、コーヒーに練乳(コンデンスミルク)を加えるカフェ・スアという飲み方があります。
ベトナムコーヒーは、アルミやステンレス製のフィルターを使って抽出されます。
ベトナム式のミルクコーヒーであるカフェ・スアの場合は、あらかじめカップの底にコンデンスミルクを入れておき、その上からコーヒーを淹れます。
飲む時にスプーンでかき混ぜながら飲むと、コーヒーキャンディのような味がするそうです。
ブラックコーヒーを海外で注文するには
ところで、海外でブラックコーヒーを注文したいときに「ブラックコーヒー」と言ってもミルク入っていないけど砂糖は入っているコーヒーが出てくる場合が多いようです。
もし砂糖もミルクも入っていないブラックコーヒーを注文したければ、「No sugar, no milk」と一言付け加えると伝わります。
まとめ
ブラックコーヒーを飲む人の割合は日本人に多いですが、海外ではまったくいないというわけではありません。
少数派か多数派かの違いであって、海外ではミルクや砂糖を入れて飲む人が圧倒的に多いという話です。
ブラックコーヒーという飲み物がどれほど定着しているかのという程度のことだと考えます。
海外にもブラックコーヒーを飲む人はたくさんいますし、日本人でも砂糖・ミルクを入れる人は多いです。
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